『演』~en~vol.22「草本・しまうまの毛」「夜學のカナリヤ」終演しました!

2021年9月20日(月・祝)に『演』~en~ vol.22「草本・しまうまの毛」「夜學のカナリヤ」が千秋楽を迎えました。

コロナ禍での2回目の公演となった今回は、緊急事態宣言の延長に伴い、2日間の上演を無観客・オンライン生配信のみで行うこととなりました。
ご予約いただきましたお客様のご協力なくしては、今回の公演は実施できなかったでしょう。
ご理解ご協力賜り本当に感謝いたします!

『演』~en~は15回という少ないリハーサルで本番を迎えます。
今回は2作品ということもあり、各作品のリハーサルの時間はさらに限られた中で行われました。

コロナ禍で対策を講じながら、千秋楽を迎えた本番のご様子をご紹介します!
舞台は終わりましたが、ぜひこのブログで思い出に浸っていただけると幸いです♪

また、今回のオンライン配信は10月2日(土)まで、アーカイブ配信も行っております
緊急事態宣言で県外移動ができない遠方の方や、公演時間は都合がつかなかった方にもお楽しみいただけます!

アーカイブ配信はこちらからご購入いただけます。(10月2日21時まで販売中!)

「草本・しまうまの毛」「夜學のカナリヤ」とは

フライヤー

今回の『演』~en~ vol.22では、過去にも上演し大好評いただきました2作品にて公演を行いました!
どちらも舞台は「学校」です。
今回は、キャストのほとんどが女性だったので、まるで女子校のようでした(笑)。

「草本・しまうまの毛」

つり革をもって揺れている女子高生

<作品概要>

関西を代表する女流劇劇作家・サリngROCKの初期短編。女子なら誰もが持つ他愛もない、そして行き場のないコンプレックスを刺激する秀作で、後年に小説化されています。
他人を傷つけたくないゆえにリストカットで自傷行為するヒロインの皮膚を、しまうまの「縞模様」に、そして彼女たちの閉塞的な日常を動物園の檻にたとえるこの作品は、一見してスキャンダラスであるが、そこには現代的でしかも都市的なメルヘンが通底しています。

出演者
さくら:山本真凜
静香 :石井香音
綾美 :真理礼
千歳 :松本桃花
ルミ子:迫りさこ

「草本・しまうまの毛」のさまざまなシーン

「草本・しまうまの毛」のあの曲って?

「草本・しまうまの毛」にはテーマ曲があります。気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

THE BOOMTOWN RATS(ザ・ブームタウン・ラッツ)『I Don’t Like Monday』
1979年7月にイギリスの全英シングルチャートで4週に渡ってNo.1を獲得した楽曲です。

この曲は、実際にあった事件をもとに作成されたそうです!

見えたかな?「草本・しまうまの毛」のしまうま

作品概要でも記載しましたが、「草本・しまうまの毛」のしまうまはリストカットの傷跡を表しています。
今回は映像でお届けしたものの、舞台の特性上、ドアップではお見せできませんでした。
特殊メイク!のようにはいきませんが、キャストは抜かりなく傷メイクを施していました!

目を凝らせばもしかしたら、あのシーンで見えるかも…?

「夜學のカナリヤ」

夜学のカナリアのワンシーン

<作品概要>

舞台はとある「夜学」つまり「夜間高校」。ここに通う生徒たちは、金銭的事情はもちろん家庭環境や職場の人間関係が理由で、夜学を選択した面々。ある日、ここに新しい先生が赴任してきたことから物語は始まる。
生徒たち一人ひとりの境遇や現状に向き合おうとする先生。やがて自分のコトと彼らのコトがダブってくるのだった。

出演者
矢吹茜丸:宮武峻大(JTE所属)
山本凛子:片岡七海(JTE所属)
小島由美:井上芯
吉田美羽:三木祐里奈
斉藤玲子:小野崎梢
細川早希:米原なこ

「夜學のカナリヤ」の各シーン

キャストも知らない?!「夜學のカナリヤ」裏話①

『演』~en~の人気シリーズ「カナリヤBAR」の続編として描かれた「夜學のカナリヤ」。
「カナリヤBAR」からは主人公の妹・凛子が登場しています!

「えー、前までの作品見てないとわからないじゃないか」という方もご安心ください。
「カナリヤシリーズ」は毎回1話完結なので、多少の関連性はありますが前作を見ていないと内容がわからない、なんてことはありません!

キャストも知らない?!「夜學のカナリヤ」裏話②

以前、「夜學のカナリヤ」を上演したのは、2019年9月の『演』~en~ vol.18です。
当時の台本では、矢吹茜丸は女性の役、小島由美は男性の役、さらには斎藤玲子は小学生の役でした!

ちなみに、丸2年前に初めてこの舞台に立っていたのが、今回の主役・矢吹茜丸役の宮武くんです。
筆者も一緒に舞台に立ってました(笑)。懐かしいです(笑)。

宮武の成長

お芝居の右も左もわからなかった彼は、2年間で主役として舞台に立てるほど見事に成長を見せました!!
本番の積み重ねって本当にすごく成長するということを体現しています。

舞台?映像?演劇業界はこれからどうなる!

冒頭でも書かせていただいた通り、今回は無観客・オンライン生配信で公演させていただきました。
世の中は依然として、新型コロナウイルスの影響を大きく受けており、それは芸能・演劇業界も同じです。

以前同じ作品をさせていただいた時には、こういった公演になるとは夢にも思いませんでした!

オンライン生配信だからこそ、通常の舞台の距離感では味わえない、映像ならではの作品としてお楽しみいただけると自負しております!

今回、映像を手掛けたのはJTEの所属キャストであり、過去の『演』にも出演実績のある青地くん大西くん
カメラと映像のスイッチング、配信を行ってくれました。

もちろん、まだまだ現役俳優の2人ですので、彼らが出演の際にもぜひご覧いただければ幸いです♪

出演者募集!『演』~en~vol.23は2022年2月に公演予定です

次回の『演』~en~vol.23は、来年2022年2月19日(土)、20日(日)に公演を予定しております!

オーディションは12月を予定しております。
経験問わず募集いたしますので、ぜひご応募をお待ちしております!!

10月11日より募集開始です!

オーディション情報はこちら

「やはり劇場でナマで見たかった!」というお声もたくさんいただきましたので、やっぱり次回こそはご来場いただきたいと心から願います。

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