歯科治療も常に技術が進歩し続けています。学校で習った内容は、既に古い情報となっており、今はより良い結果を得られるための技術が出来てきています。そのため、従来通りの治療方法では治らなかった症状が、今では治せるようになっていることも。
一般の歯科医師の場合、どこで知識と技術を学ぶのでしょうか。まずは大学の6年間です。次に、卒業後の働く勤務先の医院で、先輩歯科医師から教えられながら、となります。そのため、大半の歯科医師にとって、開業後も教育を受け続けることは非常に稀だというのが実情です。
しかし、医療の世界は日々、進化を続けている変化のスピードが速い分野です。大学時代に習ったことがその後間違っていることがわかった、ということも珍しくない世界なのです。
もし、現在64歳の歯科医師が大学に学んだ知識だけでにもとづいて診療していたとしましょう。なんと40年以上前の知識ということになります。40年前といえば、パソコンも、携帯も、ファックスすら無い時代。情報量ははるかに少なく、海外の大学や学会に学びに行くことはできないのが当たり前の時代でした。限られた知識と技術を身に付ければ、それで歯科医師として成立した時代だといえるでしょう。
ところが今日、インターネットを使えば、海外で発表された最新の論文を読むこともできますし、海外の学会や大学で学ぶ歯科医師も少なくありません。世界中が情報を共有することで、医療の進化は加速度的に続いています。
一つひとつの分野が高度に専門化し、一人の歯科医師が全てを学ぶことは不可能となっています。それゆえ、勉強を続けている歯科医師と続けていない歯科医師の差は昔より拡大し続けているのです。コンピューターを使った精密機器でかぶせ物を設計、加工し、CTを使った3次元画像で歯や骨の形状を計測するのが当たり前の時代です。学び続けている歯科医師だけが、ベストな医療を提供できるのです。
医療従事者は生涯を通して知識・技術の研鑽に努めるものだと考えており、高田兄弟歯科・矯正歯科では、月に1度、診療後に発表形式での勉強会、年に1~2度ライブオペ、実習型の勉強会を行っております。
開業時(2011年6月)数名から始めた勉強会ですが現在では40名を超えるメンバーが在籍し知識、技術の向上や後進の育成に努めております。
歯科治療は、歯科医だけでは成り立ちません。歯科衛生士や歯科技工士とも連携することで、患者様に最適な治療を提供することができるので、当院ではスタッフ全員が勉強し、常に技術向上を目指しています。
歯科衛生士も診療時間後に練習に励んでいます
年に1~2回、ライブオペを行い、さらに技術向上を目指しています
また、当院には歯科治療の各分野専門の歯科医がいます。それぞれの分野についても知識を深めることで、よりスムーズに連携することができ、効率よくワンストップ治療を行うことができるように心がけています。
マイクロスコープ治療・インプラント治療担当医の高田智史は日本、世界の学会にも参加し、講演を行っております。
矯正治療担当医の高田竜一郎、真吾も矯正学会、勉強会等に積極的に参加しております。